以前の記事では、自分を主語にするための「3分間リセット」についてお話ししました。
自分自身の心を整える術を身につけたら、次に大切になるのが「周囲とのチームプレー」です。

在宅介護は、一人で抱え込むと必ずどこかで限界が来ます。
でも、いざ誰かに頼ろうとしても「こんな些細なことで連絡していいのかな?」「忙しいプロの手を煩わせたくない」と、遠慮してしまうことってありますよね。
今日は、私が心の支えにしているケアマネジャーさんとの「LINE」を活用した連携術について、実体験を交えてお伝えします。
「孤独な介護」を終わらせる魔法のツール


わが家では、ケアマネさんとの連絡にLINEを活用しています。
もちろん、緊急時は電話が一番ですが、日々のちょっとした変化や「これ、どう思います?」という相談には、LINEが驚くほど力を発揮してくれます。
かつての私は、何かあっても「次の訪問日まで待とう」とか「電話するほどのことじゃないし」と、不安を自分の中に溜め込んでいました。

でも、小さな不安は雪だるま式に大きくなり、いつしか私の表情を曇らせていきました。。。
ケアマネさんに「もっと気楽に、LINEでつぶやくように送ってください」と言われてから、私の世界は変わりました。
「私には、一緒に考えてくれるプロのチームがついている」。そう確信できるようになったからです。
緊急時の連絡は電話が一番!
でも日々のちょっとした報告にLINEが便利!
介護で私が実践している「三つのLINE連携術」

プロの時間を尊重しつつ、こちらの状況を的確に伝えるために、私が意識しているポイントが3つあります。

3つのポイントを紹介します
① 介護の「報告」ではなく「独り言」でいい
「お母さんの足のむくみが少し強い気がします。様子を見ますね」
「今日はデイサービスで楽しかったみたいで、夕食を完食しました!」
これらは、返信を求める「相談」ではなく、単なる現状のシェア(共有)です。

ケアマネさんにとっては、こうした何気ない日常の断片が、ケアプランを見直す際の貴重なヒントになるそうです。
私も「送るだけで、誰かがこの状況を知ってくれている」という安心感を得られています。
② 介護中の写真や動画があると良い!「百聞は一見にしかず」
言葉で説明するのが難しい肌の状態や、歩き方のちょっとした違和感。
そんな時は、迷わず写真や短い動画を撮って送ります。
「最近、立ち上がる時に少しふらつくんです」と文章で書くよりも、実際の様子を動画で見てもらう方が、ケアマネさんもリハビリの先生に相談しやすくなります。

「視覚的な情報を共有する」ことで、解決までのスピードが格段に上がりました。
③ 介護中の「私の気持ち」を隠さない
実はこれが一番大切かもしれません。
🍀 気持ちの例 🍀
「今日は私の体調が悪くて、少し優しくなれませんでした」
「仕事の締め切りが近くて、来週の通院の付き添いが不安です」
介護の状況だけでなく、「ケアをしている私自身の状態」も正直に伝えるようにしています。
ケアマネさんは、お母さんだけでなく「家族である私」も含めて支えてくれる存在です。
私のSOSを早めに察知してもらうことで、ショートステイの検討など、早めの対策を一緒に練ることができるようになりました。

ひとりで抱え込まなくて大丈夫なんです。
ケアマネさんに話してみましょう。
3. 「介護のプロの目」が入ることで変わる、母との距離

LINEでこまめに状況を共有していると、ケアマネさんは私の「一番の理解者」になってくれます。
訪問時、ケアマネさんがお母さんに「娘さん、お母さんのこと本当によく見てくださっていますよ。動画も見せてもらいました」と伝えてくれたことがありました。
私が直接言うと「恩着せがましい」と思われそうなことも、プロの口から伝わることで、お母さんも「そうかい、あんたも大変だねぇ」と、素直に受け取ってくれる。
この「第三者の視点」が家の中に入るだけで、刺々しかった空気がふんわりと丸くなるのです。
4. チームで支える、おだやかな日々

介護はマラソンです。
それも、ゴールが見えない、起伏の激しいコースです。
沿道で給水をしてくれたり、「いいペースだよ!」と声をかけてくれたりするサポーターがいなければ、完走することはできません。

ケアマネさんとのLINEは、私にとっての「給水ポイント」であり、暗い夜道を照らす「ランタン」のようなものです。
もしあなたが今、一人で介護の悩みと格闘しているなら・・・
勇気を持って、担当のケアマネさんに聞いてみてください。
「もっとこまめに、小さなことも相談してもいいですか?」と。
あなたは一人じゃない

「助けて」と言うことは、負けではありません。

プロを上手に頼り、チームのリーダーとして采配を振るうことは負けではありません。
それこそが、前回の記事でお話しした「介護スキル=生きる力」の真髄です。
デジタルツールを味方につけて、心に「外の風」を入れましょう。
窓を開けた時のように、きっと清々しい気持ちで、また明日のお母さんと向き合えるはずです。

今日もお疲れ様です。
あなたのLINEの先に、心強い味方が増えることを願っています。



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