介護者にも5月病はある。連休明けの「どっと疲れ」に気づいたら

心の整え方

介護中、「なんか、しんどい」と思ったら

連休が明けたころ、ふと気づくことがあります。

🌀 気づくこと 🌀

「休んだはずなのに、なんか体が重い」
「気力が湧かない」
「何もしたくない、でも何もしていないことへの罪悪感がある」

そういう感覚、ありませんか?


「GW明けから、なんだかぼんやりしている。疲れているのか、落ち込んでいるのか、自分でもよくわからない。」

一般的に「5月病」と呼ばれるこの感覚は、新社会人や学生だけのものではありません。

介護をしている人にも、同じように訪れます。

むしろ、もともと休めていない状態で連休を迎えた分、より深く疲れが出やすいのかもしれません。


介護者の5月病って、どういうもの?

5月病というのは、医学的な病名ではありません。

💡 用語解説 💡

【5月病】とは・・・?

年度が変わった春、新しい環境や役割に適応しようと無意識に頑張り続けた結果、連休明けごろに心身のエネルギーが切れてしまう現象のことを、そう呼んでいます。

介護者の場合、少し事情が違います。

💔 介護者の場合の「5月病」 💔

「新生活」があるわけではないけれど・・・

• 介護度が上がって、対応することが増えた
• 仕事と介護の両立を、気力でどうにかしてきた
• 「GWだから」と自分に鞭打ってもうひと頑張りしてしまった

そういった積み重ねが、連休明けに「どっ」と出てくることがあります。

これは弱さではなく、それだけ頑張ってきた証拠です。

ちゃんと疲れを感じられているということは、自分の体と心が正直に話しかけてくれているサインです。


【介護の5月病】こんな症状、出ていませんか?

「5月病かな」と思ったときのサインを、正直に書いてみます。

📋 チェックリスト 📋

 • 朝、起き上がるのがいつもより億劫に感じる
 • 介護の作業はできているけど、気持ちが追いついていない
 • 食欲がわかない、または逆に食べすぎてしまう
 • 好きだったことへの興味が薄れている
 • ちょっとしたことでイライラしやすくなった
 • 「この生活がいつまで続くのか」という考えが頭から離れない
 • 誰かに話したいけど、話す気力もない


いくつか当てはまるものがあっても、「自分がおかしい」ということではありません。

介護をしながらここまで来た、その結果として出てきている疲れです。

本当にお疲れ様です

頑張ってえらいです!


介護疲れは、なぜ連休明けに疲れが出るのか

これには、ちゃんとした理由があります。

介護者の多くは、「頑張らなければ」という気持ちで毎日を動いています。

でも、連休中は少しだけ・・・意識的にであれ無意識にであれ、「休もう」という気持ちに傾いた時間があったはずです。

「連休中はちょっとだけ手を抜いた気がして、なんとなく罪悪感もありながら……でもそれが終わったら、急にしんどくなった。」

そうなんです。

少しゆるめた分だけ、体が「あ、疲れていたんだ」と気づいてしまうのです。

それはつまり、

連休前までずっと、疲れを感じる余裕すらなかったということ。


連休明けにどっと疲れるのは、それだけ長い間、疲れを後回しにして走ってきたから。

そう思うと、この疲れを「弱さ」と責める気にはなれません。


介護疲れに気づいたときにできること

特効薬はないけれど、少しだけ楽になれることを書いておきます。

できること 4つ

① まず「疲れている」と認める

これが、一番難しくて、一番大切なことです。
「まだ大丈夫」「もっとしんどい人もいる」 と、自分の疲れを小さく見積もっていませんか。
「私は今、疲れている」と、声に出さなくていい、心の中でだけでも認めてみる。

それだけで、不思議と少し楽になります。

② 今日の「しなくていいこと」を一つ決める

「何かをする」より「何かをやめる」のほうが、疲れているときは有効です。
例えば、、、
「今日の夕飯は、作らずに惣菜にする」
「部屋の掃除は明日でいい」
「返信が遅れても、今日だけは許す」

一つだけ、やめてみる。 それでいいのです。

③ 「しんどい」を誰かに言ってみる

誰かに「しんどい」と言うと、解決はしないけれど、少し荷物が軽くなる感覚があります。
ケアマネさん、家族、友人でも話しにくければ、このブログのコメント欄でも構いません。

「しんどい」と書くだけでも、ちょっと違います。

④ 症状が長く続くときは、専門家に相談を

2週間以上、気力が戻らない、眠れない、食べられないという状態が続く場合は、かかりつけ医や心療内科への相談をおすすめします。
「そこまでじゃない」と思っても、相談してみることを恥ずかしがらないでほしいのです。

あなたの心と体は、大切な資源です。


介護で疲れていいんです、という話

最後に、これだけ書かせてください。

介護をしている人は、「疲れた」と言いにくい空気の中にいることが多いです。

「親のためだから」
「文句を言ったらかわいそう」
「自分が選んだことだから」

そうやって、しんどさを飲み込んできた。

でも、疲れることは、当たり前のことです。


それは、あなたが弱いからじゃない。それだけのことをしてきたから、疲れるのです。

連休明けにどっと疲れた自分を見て、『ちゃんと頑張ってたんだな』と思えたら・・・それで十分な気がします。


介護で疲れているあなたへ

5月は、一年でいちばん空が青い季節。

疲れた日は、ほんの少しだけ窓の外を見てみてください。

青い空が、何も言わずにそこにあります。

あなたが疲れているのは、それだけ誰かのそばにいたから。

5月病も、どっと疲れも、頑張ってきた自分へのサインだと思ってください。

少しだけでも、自分に優しくしてあげてください。

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