
ごはんを食べてくれない日の、私の乗り越え方を紹介します。
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介護でご飯を食べてもらえないとき


母がごはんを食べてくれない日があります。
食べさせようとすると「いらない」と言う日。
スプーンを口元に近づけても、顔をそむける日。
せっかく作ったのに、ほとんど手をつけないまま終わる日。

そういう日は、正直なところ、胸の奥がズキっとします。
介護でご飯がうまくいかないときの、お互いの気持ち


最初は焦っていました。
介護を始めたばかりのころ、母が食べてくれないと、私はすぐに焦っていました。
💔 そのときの気持ち 💔
・「なんで食べないの?」
・「少しだけでもいいから」
・「食べないと元気になれないよ」
・「せっかく作ったのにな」
そう言いながら、どんどん声のトーンが硬くなっていく自分に気づいていました。

母は黙って、ただ少し悲しそうな顔をしていました。
私が焦れば焦るほど、母は食べなくなる。
それに気づくまでに、少し時間がかかりました。
介護でご飯を食べない理由

食べない理由は、ひとつじゃないそうです。
ケアマネさんに相談したとき、こんなことを教えてもらいました。
「食欲がないのには、いろんな理由があるんですよ」と。
🌀 食欲がない理由 🌀
・体調が悪い日。
・気分が乗らない日。
・飲んでいる薬の影響。
・単純に、お腹が空いていない日。
「食べない」という行動のうしろに、いろんな事情が隠れている。

それを知ってから、私は少し力が抜けました。
「食べてくれないのは、私のせいじゃないかもしれない」と思えるようになったのです。
介護でご飯を食べてもらうために試したこと

私がやってみたこと。
3つあるのでそれぞれ紹介します。
🚩 試したこと 🚩
① 介護食の量を少なくしてみる

食事の量を少なくしてみました。
最初に試したのは、これでした。
普通の食事の量を出すのをやめて、小さなお皿にほんの少しだけ盛るようにしました。

不思議なことに、少ない量の方が「食べられた」と思えるのか、母の表情が少し楽そうになりました。
「全部食べられた」という小さな達成感が、次の食欲につながるのかもしれません。
② 好きなものだけ出してみる

次に私は、介護の食事に好きなものだけ出してみました。
栄養バランスより、まず「食べてくれること」を優先した日もありました。
「好きなものだけでいい」と思えるようになると心は楽になりますが、一方で「やっぱり栄養も少し心配……」という気持ちが顔を出すこともありますよね。
そんな時は、介護食の専門家が手がけるサービスをストックしておくのも一つの手です。
栄養バランスはもちろん、見た目や味にもこだわって作られているので、「今日は作る元気がないな」という日に、手作りの代わりとして食卓に並べるだけで、お互いの負担がぐっと軽くなります。

栄養面で安心して頼ることができます!
とても気持ちが楽になりました

1色500円台なのも、気持ちが軽くなる1つの要因でした。
母はプリンが好きでした。
食欲のない日の昼ごはんが、プリン一個だったこともあります。
最初は罪悪感がありました。でもケアマネさんに話すと、「食べないよりずっといいですよ」と言ってくれました。

その言葉に、ずいぶん救われました。
こうして「まずは食べてくれること」を優先できるようになってから、私は介護のプロが手がける食事サービスも積極的に取り入れられるようになりました。
例えば、介護の専門家が献立を考えている「食楽膳(しょくらくぜん)」は、栄養バランスはもちろん「食べやすさ」や「彩り」まで計算されています。

食べやすいし彩りも良い!
なにより、よく食べてもらえました!
ケアマネさんが言うように、完璧を目指して疲れてしまうのは本末転倒です。
こうしたプロの力を借りて「今日はお母さんの好きなもの、食べやすいものがあるから大丈夫」と心にゆとりを持つことも、大切な介護の知恵だと感じています。

心と生活のゆとりが生まれるので、
体験した身として本当におすすめです。
③ 介護の食事を一緒に食べる

一緒に食べることも試してみました。
母が食べない日に、ひとつ気づいたことがありました。
私が隣で一緒に食べると、母も食べることが多いのです。

「おいしいね」と言いながら食べると、母も「そうね」と言いながら、ゆっくりとだけど箸を動かしてくれました。
食事って、誰かと一緒に食べるものなんだなと、改めて思いました。
それでも食べない日は

上に書いたことを試しても、やっぱり食べない日はあります。
そういう日は、無理をしないことにしました。
「今日はそういう日なんだ」と思って、片付ける。
また次の食事で食べてくれれば、それでいい。
そう思えるようになってから、私自身がずいぶん楽になりました。
一食食べなくても、すぐに倒れるわけじゃない。
頭でわかっていても、感情がついてこないことはあります。
でも、何度も経験するうちに、少しずつ「まあいっか」と思えるようになってきました。
乗り越え方、というより「手放し方」
「乗り越え方」と書きましたが、正直なところ、乗り越えるというより手放す感覚に近いかもしれません。
食べてほしい気持ちの手放し方

食べてほしいという気持ちは、愛情です。
でもその愛情が、焦りや強制になってしまうと、母も私も苦しくなる。
だから、「食べてくれたらうれしい。でも食べなくても、明日もここにいる」という気持ちで、食卓に向かうようにしました。
それが今の私の、ごはんを食べてくれない日との付き合い方です。
そうやって「どうしても食べてもらわなきゃ」という気持ちを手放しました。
最後に、食べなくても愛情は変わらない!
同じように悩んでいる方がいたら、ひとりで抱え込まないでほしいと思います。
栄養士が管理した冷凍色をストックして置くこともひとつの手です。
もし、毎日の献立作りに少し疲れてしまったら。 介護の現場を知り尽くしたプロが提供する専門のストックを試してみるのもひとつの方法です。
「自分で作らなきゃ」という重荷を少しだけ手放して、浮いた時間でお母様と手をつないだり、ゆっくりお茶を飲んだり。
そんな時間が、きっとまた明日の優しさにつながるはずです。
ケアマネさんや栄養士さんに相談するのも、ひとつの手です。
ケアマネさんとの連携のコツは以下の過去記事を参照していただきたいです。

あなたが作るごはんは、ちゃんと愛情があります。
食べてくれなくても、それは変わりません。

あなたの心も軽くなりますように。



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