
私の実体験の話をします。
母の介護が始まった話です。
母の介護が始まった日のこと
突然の電話

あの電話がかかってきたのは、平日の午後でした。
「お母さんが台所で倒れてる」
隣に住む叔母からでした。
私はそのとき職場のデスクにいて、受話器を持ったまま何も言えなかったのを覚えています。
母は幸い、大きな後遺症は残りませんでした。
でも病院のベッドで点滴を受けている姿を見たとき、私は初めて気づきました。
ああ、この人はもう、ひとりでは生きていけないかもしれない。。。

本当に頭が真っ白になりました。
直面する「介護」の現実

それまでの母は、なんでも自分でできる人でした。
料理も掃除も、近所付き合いも。
私のほうがむしろ、何かと頼ってきたくらいでした。
その母が、ベッドの上で「ごめんね、迷惑かけて」と小さな声で言ったのです。
胸が痛かった。でも同時に、頭の中では別のことを考えていました。
仕事はどうする。
お金はどうする。
誰が面倒を見るの。
「介護」という言葉が、急に現実のものになった瞬間でした。

他人事と思っていた「介護」の当事者になった瞬間でした。
私の決断

退院して母を自宅に引き取ることを決めたのは、それから2週間後のこと。
兄弟は遠方にいて、父はもうずっと前に他界しています。
消去法みたいな決断だったけれど、後悔はしていない……たぶん。
引越しの荷物を運んでいたとき、うちの猫が、見慣れない段ボールの群れをそっと嗅いで回っていました。

匂いが気になるの?おばあちゃんが来るよ
そう話しかけたら、ミィはあくびをして、窓辺でまた丸くなっていました。
そうだよね。日常は続くんだよね。
なぜかその姿に、少し救われた気がしました。
介護の日々を伝えたい

介護が始まってから数年が経ちます。
笑えた日も、泣いた夜も、もう限界だと思った朝も、たくさんありました。
このブログは、そんな日々の記録にしたい。
きれいごとは書きません。
うまくいかなかったことも、情けない自分のことも、全部書くつもりです。
もし今、同じように誰かの介護をしている人がいたら・・・
疲れ果てて検索してここに辿り着いた人がいたら・・・

あなただけじゃないよ
そう伝えたくて、このブログを始めることにしました。
これからのブログが必要な人に届けばいいな・・・そんな思いで書いていこうと思います。



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